ぴーちかのブログ

モリタゼミ/3期生

ゼミ活動記録No.33「旅」について講演会企画の振り返り

 

お疲れ様です!

今回は、2週間にわたって行った講演会について振り返りしていきます!

 

私は講演会の内容と言うより、講演会の企画を通して感じたこと、嶋田さんのお話を通して感じたことの2つをメインに振り返っていこうと思います。

まず今回の講演会企画書はこんな感じでした。

 

 

講演会を企画した側として企画意図

これは企画側として私がどう感じていたのか知りたいとジョーちゃんが言ってくれたので恥ずかしながら書いていこうと思います。あくまで自分の振り返り向けですが…。まずは作った企画書を載せておこうと思います。

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特に講演会の目的、内容について、かなりこだわりました。それは今まで聞くことだけで終わってしまっていた教養から一歩踏み込んでもやもやを生むことをできる、その過程をサポートできるものにしたいと考えたからです。

それは私たちの中でニュータイプを意識した講演会にしたいという思いがあったということもあります。

しかし私自身、ペアで話し合っていく中で、教養は今までも触れてきたのに立ち止まって向き合ってこなかったのは、考える場の機会を得ようとしたことがなく、その機会の提供をしたいという思いからでした。

 

言葉を隠さずいうと、ゆっくり考えていくことを今まで私の周りの環境では時間の無駄と否定されていました。そのことで私もいつの間にか答えのない問いを考えること自然と辞めていきました。だから私は教養に興味がない人の気持ちもすごく理解できるところがあります。

 

私は大学生になって、時間に余裕が出てきて、急に自由にしなさいと放り出されたときに何も思いつかなかったことを鮮明に覚えています。そこから次第に将来の事や身近なことを考え出しました。また好きなものなんだったけと思い出してみたり、探してみたり、興味のある本や行きたい場所に触れてみたりしていきました。そして自分の好み、偏りが出てきて、ゼミや講義で対話を重ねていくことで、やっと自分の視野の狭さ、繋がりを見れていない、抽象化して他に活かしていなかったことに気づきました。

 

また講演会企画ペアで話していて、教養ってすぐに役に立つものでも、目に見えた成果もないけど、教養があること、使っていくことは人生を少し楽にするもの、自分の引き出しになっていく、道具として使っていくものだと感じることができました。

 

またこの教養に余裕をもって深く触れ合える時間は社会に出る前の今なんじゃないかと考えました。そして、以前の私みたいに教養について興味を持ってない人にもここまでの過程を少しでも体験してもらいたい、教養に興味がある人には考える過程を使える場、機会を提供したいという思いから今回の講演会を企画しました。

 

だから私はジョーちゃんが懸念していたような付き合わされて企画していたわけではなく、企画をしていて、実際に講演会を開催することができて、嶋田さんのお話を聞けてとても楽しかったと感じています。本当にありがとうと伝えたいです。

 

しかし講演会を振り返っていく中でそれがきちんと伝わるものだったのか、ニュータイプという言葉だけひとり歩きになっていたのではないかと感じてきました。正直まだまだ設計できたところがあったよなと感じています。それはまた後述します。

 

実際の講演会の概要

初回はオンラインで2回目は対面で行う形で企画しました。今回は特に全体を通して、従来の講演者による一方的な講演会ではなく、参加者が話しやすい、聞きやすい積極的参加がしやすい空間を意識していました。

初日の振り返り

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初日としての体感として、正直驚くほどスムーズにいきました。設計を細かくしていた、もしも想定されるバグに対して対応策を考えておいたことがよかったと思いました。

 

また初めて使うデバイスだったこともあり多少スムーズにいかないことを想定していましたが、参加者の対応力が高かった、ペアワークでスムーズに話し合って考えてくれていたと言うことが今回スムーズに対話を進められる環境になったのだと思いました。

 

また企画側としては待ち時間に2人で調整ができるところがオンラインならではの特徴で、少し話がそれたりなどの軌道修正がやりやすく2人の連携がとりやすかったと感じています。

 

またペアワークを待っている時間はすっごくそわそわしていました。私は講演会の前にワークに関して取り組んでいたので、時間足りてるかなとか他にもどんな案が出るかなとか楽しみでした。また一参加者として発表の内容もすごく班の特徴が出ていて聞いてて面白かったし、嶋田さんも私たちが疑問に思っていることや話していただきたいことに関して用意して頂いていて、旅人の思考をのぞかせていただいた感覚でした。

 

2日目の振り返り

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2日目のシンプルな反省としては設計緩かったなと思いました。初回が順調だったこともありますが、2日目はある程度フリーにして、ゆっくり対話してもらえる時間にしようと思っていたことが、甘かったなと思っています。もちろん沈黙が出ることは想定内で、その時はジョーちゃんが問いを出すという対応策だったのですが、もっと細かく決めておくことできたよなと感じました。

具体的には話がっそれたときの軌道修正方法や、対面で気にならないような企画側の二人の連携の取り方、参加者側のメモ、書き方のスタイルの再検証、問いに対しての背景の繋がりのサポートの面です。

 

参加者の方々によい機会だったと言ってもらえるほどもっとより良い機会の時間の提供できたよな悔しいなぁとすごく感じました。この講演会自体、少人数に対して聞きたいことに応えていただける贅沢な場だったので、もちろん良い時間には違いないのですが、講演会中にまだできることを発見して、準備していなかったものほど悔しいものはないなと感じました。

ただこのまま悔しがっていてもしょうがないのでこの経験をもとに次回の講演会に向けて活かして進みだすしかないなと思っています。

 

また今回はもやもやを生む所までできなかったなと感じています。それは、旅の特殊的なところでもありますが、体験をお聞きするという点で、まるで講演会自体がどんな方向に向かうのか旅のような感じでした。

 

ただ、その体験から答えのないものに対して考えを広げる、自身の考えに繋げるというところのプロセスまでの設計が上手くできていなかったため、もやもやを生む所までたどり着かなったと思います。

 

そこで参加者の方には最終アンケートとして旅会の振り返りのアンケートへのご協力をお願いしています。これは私たちが目標としていた学び方を使ってみることを試してもらうために話し合って決めた最後のサポートになります。

 

参加してもらった方々にはより多くのものを持ち帰ってもらえるように、嶋田さんへの感謝と共に、学びの活かし方を考えてもらえるように考えた質問をしています。本当に参加して頂きありがとうございました。ぜひ、参加した元を取るつもりで、この講演会としての最後の旅をしてみてください。︎︎︎︎︎☺︎

 

(参加者として)嶋田さんのお話をきいて

今回参加者側として旅と言う大きなテーマの中で嶋田さんと言う旅人の思考を私たちが体験させてもらった、そういう感覚がとても近いです。だからモヤモヤと言うよりはどちらかと言うより、嶋田さんの思考の理解ですっきりしたと言う方が私の体感には近かったです。(これは企画側としては反省点になるのですが…)

 

設定していた問いのもやもやの内容から

講演会の内容でスッキリした中でも少しもやもやした点(良い事)があったので具体的に一つだけ書こうと思います。

嶋田さんは旅でその場に足を運ぶ意味として、五感で感じること、また、自分の直感力を磨くとお話しをして頂きました。

これだけでは抽象的で、自分にはできないもののように感じてしまいますが、この五感を使うって言うのは、上で書いた自分の思いを感じることに繋がっている気がしてきました。

触感や気温、土地の空気感、人や未知の味のものに触れる、五感を使うことで自分の思いをよりクリアにする、自分の体験の感じ方をより手助けするものにしているのだと思いました。

だからこそ、もしかしたらこの場合危険なのではないか、これはとても良いものなのかもしれない、などの直感力も五感を通した経験から感じる、体験が紐ずいた学習から判断できる、つまり旅を通して磨いていくものなのではないかと考えました。

 

問を通して嶋田さんのお話から感じたこと

問を通して嶋田さんのお話を聞いていて、嶋田さんについてだんだん理解が深まっていきました。嶋田さんは旅を通して、この旅はどんな旅にしたいか、あの旅はどんな旅だったかこの旅でどんなことを学んだか、をしっかり経験として蓄積したことを言語化していて、伝える、共有する、考えて行動することが出来ていて、その事がシンプルに見えてとても大切なのではないかなと感じました。

 

旅をすることと旅行の違いをワークで取り組みましたが、誤解してはいけないのは、嶋田さんから話を聞いたから、ただ海外に行く!だけでは学びは深まってないと思います。

 

嶋田さんのお話を通して、自分はそこに行って、自分は何をしたくて、そこで何を自分は感じるか、今の自分はこの状況を環境をどのように感じるのか、ここで何が自分はできて、できないのか、これから自分には何が必要になるのか、このように旅をすることで考えることこそが大切で、嶋田さんは体験から自身の考えを表現(講演会やお仕事)、具体的に行動(英語学習など)、できるからこそ他の旅行好きと違うのだと感じました。

 

お話を聞いていて、ずっと参加者には、この話を旅に限った話だけと理解してもらいたくないなと思っていました。もちろん今回は旅から得られる学びを嶋田さんから知ることができました。そして、私はお話を聞いていて、嶋田さんは、日常をも旅として、日常的に考える、学び続けていることを感じました。

 

自分が学んできたことを、表現し、相手に正確に伝わること、これってなんだか社会人基礎力のコミュニケーション力に見えてきませんか。これってコミュニケーション力として、イベントでお金を払っても、もちろん学べるものだけど旅を通しても学べるものだと思います。

 

旅を通して、自分がどのように判断して動くことから主体性とも繋がるし、ハプニングへの対応力は仕事にも繋がると考えられます。

 

また、自分がどういう人間で、どんな貢献ができるか、体験を振り返って表現することはこれは就活の自己PRにも繋がっている気もします。

 

今回、私は意図的に旅と仕事を結び付けてみました。またこれは単に具体例に過ぎなくて、旅というテーマでもっと大きく広がっていて、私はそのテーマの中でも旅人の思考を体験を通して旅のほんの断片に触れただけです。

 

ただ、旅をする意味は旅だけのものではなくて他のことにも繋がっていて、これは日常生活にも応用できる。これを繋げられない、一遍的にか知らないのは、少し生きづらくて切ないなと感じてしまいます。でも繋がりが見えてくると、なるほど、そういう事か!ってすっごく面白い瞬間が出てきたりします。

 

 これが学びの面白さなのかはまだ確かには分からないけど、なんか考える時間、良いなって感じます。

また、次週は講演会の新企画についてジョーちゃんと話そうと思います。

 

 

長くなりましたが、今回はここまでです。

 

おわり!