ぴーちかのブログ

モリタゼミ/3期生

ゼミ活動記録NO.10ビジョン提案デザイン思考

先週末ジョーカーという映画を観に行き、いまだに浸っています。実に考えさせられる映画でとても胸が苦しくなりました。自分のだけの時間を作って一人で観に行った方が良い映画だと思いました。(ちなみに私は二人で行ってお互い映画の余韻で放心状態になりました。)

 

さて 今回書こうかなと考えた内容はこちらになります。

 

ミズノさんのお話


私は3限に講義があったので申し訳ないながら友達に板書を頼み、今回の講演に参加しました。
まず、ミズノさんのお話の流れとしてはざっくり①経営理念、②今行なっている分野、③これからのビジョン、④この福岡大学とプロジェクトを行う目的を話されていました。内容を細かく記録していいのかよくわからないのでそれぞれサクッと記録しておこうと思います。


①経営理念

ミズノさんの経営念は、”より良いスポーツ品とスポーツの振興を通して社会に貢献する”ということでした。

 

具体的な例として腑に落ちたのは少子高齢化による変化をビジネスチャンスとするとして健康分野の運動プログラム促進というところでしょうか。

 

私は理念についてのお話の中で創業者水野さんの”いいもんつくりなれや”という口癖が結構好きでした。また、この口癖によって今のミズノさんの基礎、土台が出来上がったということでした。私一個人の意見として水野さんの口癖の方が今回のプロジェクトの企業側の理念、考え方に当てはめたほうがいいかなと思っています。

 

②今行っている分野

主に事業の多角化を図っていくというとこで主に4分野あり、スポーツ以外にも幅を広げているということでした。

 

要するにスポーツ分野だけではある程度飽和状態のため他分野での事業を開拓し(特に日常生活面でのシェア拡大)、さらなる企業の発展を目指したいという感じでしょうか。

 

③これからのビジョン

これから2019-2021年までの3年間、ゴールデンスポーツイヤーズということにより大きな経済効果も見込めるようです。ちなみにゴールデンスポーツイヤーズというのは、オリンピックやワールドマスターズゲームなどによってスポーツが日本で本格的に注目を浴びる期間ということのようです。

 

確かに現在もラグビーの注目度は去年とは比べ物にならないくらいあります。今日、友人もなんでもっと早くラグビーの面白さに気が付かなかったんだろうなどどいってました。また二宮先生の特別講義に来られた神戸大学の先生方々は50万円ラグビーの観戦チケットや交通費に使ったことや、私は全然ですよ、と言いながら30万円しか使ってないですと仰っていて完全にゴールデンスポーツイヤーだなぁ、と身近にかんじています。

 

“スポーツで日本を元気に”や“スポーツを通して社会貢献”というのは大それている気がしていましたがあながち間違ってないのだなと思います。

 

このゴールデンスポーツイヤーズが終わってからのビジョンは残念ながら伺えなかったのですが、推測するに終わっても大丈夫なようにスポーツ以外にも事業分野を拡大していこうという流れかなと思っています。これについて思うことは大企業大変だなということです。またその他分野に手をどこまでの幅と深さを持たせてこれから取り組んでいくのかがミズノさんに注目したいところだなと思いました。

 

④この福岡大学とプロジェクトを行う目的

ミズノさんの掲げた目的としてはミズノと福岡大学との両方のブランド価値を上げ、福岡、九州への貢献。

 

またミズノさんの考えるブランド価値とは、企業に対する愛着がカギとなるということでした。

 

自己解釈としてミズノさん側に現在早急に解決してほしいというそこまでピンチなことはないということ。またこのプロジェクトで考えられるメリットとしては福岡大学は規模が大きいので開発商品を通して福岡大学生のロイヤルカスタマーがもし手に入れば最高だよねという感じでした。

 

人の価値を考えるときに尺度としてお金や承認や貢献などいろいろ尺度はあるかとは思いますが、結局は人徳みたいなことがよく本に書かれているのを目にします。

 

それをメーカーや企業に適応するとメーカー、企業の価値は暖簾と捉えるのかななどと考えていました。またその暖簾の糸のひとつとして愛着が必要になってくるのかなと考えます。(読んでいる方には何言ってんだって感じでしょうか、すみません。)


そしてミズノさんが何度もおっしゃていたのは福大生は福大に愛着がないという話。

 

マンモス校として大きい福大はなんなら卒業するまで知らないことも人も多いと思います。じゃあどうしようか。とここからアパレルのグループで話したことを記録しようと思います。

 

アパレル分野で話し合った意見

福大愛、大学への愛着も何も興味がまずない、それはどうしてかって言われたらもともと第一志望で来てる人少ない??っという話が出ました。いや確かにすぎる。。。。

 

ただ私の経験としてむしろ学校を卒業してから愛着が出ることもあるということを話しました。例えば高校の在学中は課題などに追われブラックだ、もう無理すぎ、、なんて思っていても卒業したら母校の野球やサッカー、スポーツ選手などを応援しているなんて方も少なくないはずです。

 

これは自分が頑張って卒業し青春を過ごした学校と意味付けされていると考えました。その意味付けがあることにより、他のものよりも何か特別なものと感じます。

(完全に私個人の考えになり、少々客観性を欠いているかもしれません。)

 

このことから少し難しいかもしれないのですが、私としては卒業生、OB、OGの方をターゲットの視野に入れてもいいのかなと思いました。

 

 

次にモノへの愛着は私は商品の性能はもちろんのことデザイン、接触時間と接触頻度、価値の意味づけが関係してくると考えました。

 

例えば受験期などシャープペンにこだわったりしていませんでしたか。自分の好きなシャーペンを選んで買い、ずっとそれで勉強して、受験本番は今までの努力信じていつも通りに頑張れるよ的な願掛けシャーペンのようなものが出来上がっている現象は決して珍しいケースではないのではないでしょうか。

 

このように人がモノに何かしら愛着を持つことは難しくないとおもいます。逆に愛着がわかないものは消耗品であったり(そのメーカーに思い入れがあり同じ商品を買ったとしてもその空箱などは捨てている場合)気に入らない点が見つかったもの、特に差別化のないもの、趣味嗜好に合わなかったものなど、自身でそのモノに意味づけを行わないモノではないでしょうか。

 

私はモノにもつ愛着と企業などブランドに持つ愛着は異なるものだと思っていました。

 

しかし、以上ことを通して、モノ、ブランドどちらも消費者が愛着をもつには、消費者による対象への価値の意味付けが必要だと考えます。

 

そのことを踏まえたうえで、私たちが三か月で大学への愛着を上げることは簡単ではないというのは明白かもしれません。

 

それならば私たちに何ができるのでしょうか。

前回話し合って少しまとまったものとして、私たちアパレル分野はその愛着をもつきっかけづくりをプロジェクトの目標にしていこうかなと考えています。

 

そしてミズノさん側の提供方針としてはものを通じて地域社会貢献という感じかなと思います。

 

次回のゼミでは今回話し合ったことを振り返りグループで決定して次のステップに進んでいきたいなと思っています。

 

おわり!